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どう見せるのか

言い切る

間違いなく審査員よりも申請者の方が研究計画の内容を良く知っています。その研究のことを良く知っているはずの申請者が自信のない表現だと、審査員としてはポジティブに評価しようがありません。 言い過ぎを避けようとするあまり、表現を弱めた文章は主張が...
どう見せるのか

知性を感じさせない文章の特徴

短い時間の間に審査員が見ているのは内容だけではありません。申請書から知性を感じることができなければ、審査員は決して高評価をつけることは無いでしょう。逆に、知性を感じさせる文章を書けたならば、あなたの申請内容についても審査員は高く評価してくれ...
どう見せるのか

ネガティブをポジティブに

研究とはよりよい社会の実現やい人類の知の蓄積など未来に向けた前向きな行為です。そのため、新背書も前向きに書くに限ります。どんなに科学的に正しくとも、否定的な語句が並ぶとそれだけで読む気はなくなっていきます。同じ内容を表現する場合でも、言い方...
どう見せるのか

申請書の中盤と終盤を特に印象的に

評価は、ピーク時と終了時の苦痛の平均で決まる これはピーク・エンドの法則として知られています。審査員にとって、申請書を読み、評価する行為は苦痛を伴うものです。そして、印象(記憶)に基づく苦痛の評価はピーク時と終了時の苦痛の平均で決まることが...
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余白を埋める

学振や科研費の申請では書く欄が小さいため、余白が問題になることは少ないです。逆に言えば、余白が目に余る申請書は(それが狙ったものでない限り)、とても悪目立します。学振や科研費の審査は相対的なものですので、審査員は常に1や2の低評価をつける理...
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わかりやすい図の描き方

申請書の文章は推敲しても、図については無頓着な場合が多く見られます。ここでは、比較的簡単に分かりやすいイラストを描く方法を説明します。 写真 2024年3月10日に確認したところ、以下の記述は削除され、以下のように変更されていました。また、...
申請書のヒント

雑文

ひらがなの場合「あ行」といえば「あ い う え お」の縦方向、「あ段」といえば「あ か さ た な…」の横方向を指すが、私たちが慣れ親しんでいる行列から考えると、「あ列」(縦方向)と「あ行」(横方向)では? 大豆と言えども小石よりは小さい。...
何をどこに書くか

「特別研究員の採用期間中に行う研究活動の位置づけ」の書き方

ここは実はあまりバリエーションをもたせられず、誰が書いても似たような内容になり、準備段階・第一歩・試行錯誤・挑戦の時期、などになります。差がつくとしたら、具体的に何をどう意識して研究に取り組むのかというところでしょうか。前項で書いた「目指す...
何を研究するか

研究の基本パターン(問題解決型 vs. 価値創造型)

研究には色々なパターンがあります。 問題解決型の研究 問題解決型の研究とは、ある具体的な問題点(弊害、デメリット)の解決を目指すタイプの研究で、1を10にするような研究です。例えば、次のようなタイプの研究です。 ごみ処理時のダイオキシンが公...