読点

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読みやす文章には、あなたが思っているよりも多く読点が登場します。もちろん、何でもかんでもブチブチと切れば良いというわけではありませんが、意識して読点を打つことで、わかりやすい文章に生まれ変わります。

 

長い修飾語二つ以上あるとき

「AがBをCに紹介した。」(読点不要)

「何も事情を知らない軽薄きわまるAが、思っただけでもふるえるほど大嫌いなBを、私の小学校から高校を通じての親友のCに紹介した。」

「何も事情を知らない軽薄きわまるAが、思っただけでもふるえるほど大嫌いなBを、私の小学校から高校を通じての親友のCに、いかにも気の利いたことをやったつもりで紹介した。」

読点は文章を区切り、修飾する言葉とされる言葉の関係を明確にする役割があります。修飾語が短い場合はそうした混乱はおきませんが、修飾語が長くなってくると読点が必要になってきます。

語順が逆になったとき

「死んだ、太郎が」

「例の男を知っているかね、ちょびヒゲの」 

強調したい時には語順をあえて逆にしますが、その時の区切りとして読点を用います。申請書においてはこうした読点の使い方はほぼ、ありえません。

読点を打たないと、2つの単語の区切りが明確にならないとき

x「私たちがこの先生きのこるには」

○「私たちがこの先、生きのこるには」

x「これはほぼ同じです」

○「これは、ほぼ同じです」

漢字が連続したり、ひらがなが連続したりすると、どこで区切ってよいかわからなくなります。この読点は文法上は打たなくても良いものですので、言い換えや語順の変更で対応できるならば、その方が良いでしょう。

3つ以上のものを並列的に示すときに読点は使ってはいけません

x「彼は、りんご、みかん、バナナを食べた。」

○ 「僕は、りんご・みかん・バナナを食べた。」

読点「、」は文章を区切るときのみに使い、並列の時は中点「・」を用いることで、文章が読みやすくなります。2つのものを並列的に示す場合は「AAとBB」や「AAやBB」とし、こちらも読点は使いません。

ちなみに、3つ以上のものを並列的につなぐ際に「および」などを使いたい場合は、以下のようにします。

x「私たちの研究は、先進性・独創性および重要性に優れている。」

○ 「私たちの研究は、先進性および独創性・重要性に優れている。」

日本語の場合は「AおよびB・C・D」が自然であり、英語と同じノリで「A・B・CおよびD」と書かないようにしましょう。

 



修飾語と読点に関しての詳細は、本多勝一の「日本語の作文技術」をお勧めします。

日本語の作文技術を最後にならったのは小学校という方は多いのではないでしょうか。大人になった今こそ、日本語を学び直すことが大切です。特に句読点の打ち方と、修飾語の位置は非常に参考になり、まさに申請書を書く全ての人が必携の一冊となっています。本書で説明されている技術を習得できれば、かなり分かりやすい文章が書けるようになるはずです。さらに、日本語の作文技術について学びたい方には「実践・日本語の作文技術」の方も併せてお勧めします。

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