「外国で研究することの意義」の書き方(海外学振)

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ポイント

  • ヒラギノ明朝W2、ヒラギノ角ゴシックW4、11.5pt 行間[固定値]16pt
  • 左右インデント0.5字、段落前0.5行

解説

1.これまでの研究と派遣先機関の研究との関連性

 XXXは基礎学問としてのみならず、YYYの見地からも重要な研究分野のひとつである。AAAはBBBに応じてCCCを調節しており、こうした仕組みはDDDとEEEからのシグナルが複雑に統合されることで成り立っている。そのため、◯◯◯の理解にはDDDとEEEを包括的に理解することが重要である。しかし、これまではDDDおよびEEEの専門家がそれぞれの立場で研究を行っているのみで、両者の融合を強く意識した研究はほとんど行われていない。

 申請者はDDDの専門家としての立場から◯◯◯の研究を行ってきた。一方、派遣を希望するXXX大学のYYY博士の研究室では、EEEの専門家の立場から◯◯◯に関する研究を行っている。申請者がEEEの研究を行うことは、DDDとEEEの融合につながり、細分化された生理現象を統合・再生させる試みの基盤となる。

ここでは、学位を取った分野とは少し外れた分野に進むことを想定して書いてみました。その場合は、現在の分野(DDD)とこれからの分野(EEE)の関連性を明確にする必要があります。ここでは、DDDとEEEを融合することで、◯◯◯の全体像を理解できるという書き方にしてあります。

 

同じ分野に進む時は、今の研究を発展させるのに海外の研究室に行く必要があるという書き方になるでしょう。間違っても、「同じ研究室には行けないので」、という消極的な理由は書いてはいけません。

 

分野を全く変える場合でも、何か一本、芯が通っていないと説得力はないと思います。単に人気のある分野を渡り歩いていると思われることは避けて下さい(たとえ、そうであったとしても)。今ある知識が次の分野にどのように役立つのかをアピールする必要があります。ある領域と別の領域が重なっているところを足がかりに次の研究分野に移るイメージです。

 

2.海外で研究することの利点

 EEEを扱っている研究室は国内外に数多くあるもののYYY博士の研究室はこの分野において名実ともに世界の最先端である。この研究室には、これまでのEEEに関する知見や、FFFの測定システムがある。くわえて、GGGを扱っている研究室は世界中でここしかなく、国内外の他の研究機関にはない優位性がある。すでに、XXXが明らかになっているGGGに関する知識・技術があることは、本研究計画を遂行する上で重要な意味を持っている。

 さらに、XXX大学のすぐ近くにはAAA大学やBBB研究所などがあり、DDDやEEEから見た周辺分野の研究者が世界中から集まっている。このことは、実りあるディスカッションや共同研究を保証するものであり、この点についても国内外の他の研究機関に比べてXXX大学で研究を行う利点は大きい。

ここが特に重要だと思われます。海外で研究するメリットは大きく(1)人的ネットワーク、(2)世界最先端の研究の2つに分けられると思います。それらをわかりやすい形で書けばよいのですが、正直、誰が書いても同じようになるのではないかと思います。

 

 以上の理由により、申請者はXXX大学のYYY博士の下で研究を行い、EEEの知識・技術を身につけることを希望する。YYY博士は現在の指導教官であるZZZ博士とは旧知の仲であり、申請者自身の研究内容に関してもよく理解しており、受け入れにあたっての問題は無い。

 帰国後は、DDDとEEEの両専門家としての立場から、DDDとEEEの関係を明確にしていきたいと考えている。

これに関しては、正直必要ないかもしれません。しかし、国内学振においては「採用後の研究実施についての打合せ状況」を書く欄があることから、書いておいても損は無いと思います。

 

また、海外学振は日本の税金ですので、帰国して日本の科学に貢献する意思があることを一応アピールしています。帰国の意思うんぬんは、書いても書かなくてもどちらでも良いのですが、海外に行った後の将来像は示しておいた方が良いと思います。海外にいくことで、何になりたいのか、どういった研究を展開していきたいのかということですね。

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