おもしろい研究テーマの見つけ方

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おもしろいテーマ = 価値のある研究 = 問題の価値 ☓ どれくらい理解できたか ☓ 多様性です。

おもしろい研究テーマとは問題の価値が高く、かつ、達成度(解の質)が高いと見込まれるテーマです。選択可能なテーマ(黒丸)は数多くありますが、実際に取り組む価値のあるテーマ(赤丸)は少ないことがわかります。

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日本人は特に解の質にこだわり、問題の価値を重要視しない傾向にあります(左上)。しかし、普通の石をどんなに磨いても、宝石にはなりません。

 

どのようにして価値のある問題を見つけるかについては、残念ながら具体的な方法ははありません。ただし、考え方のコツのようなものはあります。それが、オズボーンのチェックリストです。この発想を技術ではなく、アイデアやコンセプトに対して適用すると、良い問題を思いつくことができます。私自身は特に以下の(1)転用と(8)逆転を好んで使っています。

 

オズボーンのチェックリスト法

ブレーンストーミングを作ったアレックス・F・オズボーンが作った発想法で、あらかじめ準備したチェックリストに答えることでアイデア発想する方法です。オズボーンのチェックリストは以下の9つがあります。

 

1.転用

新しい使い道は?他分野へ適用はないか?

 

2.応用

似たものはないか?何かの真似はできないか?

 

3.変更

意味、色、働き、音、匂い、様式、型を変えられないか?

 

4.拡大

より大きく、強く、高く、長く、厚くできないか? 時間や頻度など変えられないか?

 

5.縮小

より小さく、軽く、弱く、短くできないか? 省略や分割できないか?何か減らすことができないか?

 

6.代用

人を、物を、材料を、素材を、製法を、動力を、場所を代用できないか?

 

7.再利用

要素を、型を、配置を、順序を、因果を、ペースを変えたりできないか?

 

8.逆転

反転、前後転、左右転、上下転、順番転、役割など転換してみてらたどうか?

 

9.結合

合体したら?ブレンドしてみたら? ユニットや目的を組み合わせたら?

 

まとめ

1.問題の価値が十分に高く、現在の技術でギリギリ解けそうな問題を探す

 


マッキンゼーに入社し、神経生物学でアメリカで学位をとって、現在Yahoo執行役員の安宅和人の「イシューからはじめよ」はとってもおすすめです。問題解決系のビジネス本は会社での問題に特化しがちなのですが、この本ではいい具合に科学の問題との共通点を示しながら、問題の設定の仕方から、その解決方法までを解説しています。もともとはブログ記事からで、私もこの記事を見て、本を知りました。この本を読んでから、論文のペース・インパクトが飛躍的に上がったので、私にとってはバイブルです。典型的なアメリカ的思考なので、アメリカでポスドク等が長い方には常識の類ですが、日本人にとっては目からウロコだと思います。

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