問題を解決するためのアイデア

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ここでは、これまでに指摘した問題点や、それに起因する弊害を解決するための鮮やかな解決方法(アイデア・仮説)を示します。そして、今回の解決によって、さきの「最悪の未来」が「バラ色の未来」へと変わることをアピールします。

鮮やかな解決方法にするためにはなるべく手垢のついていない手法・考え方を提示する必要があります。

これまでのChIP解析ではDNAと転写因子の相互作用は恒常的に起こっている必要があり、不安定な転写因子に対するChIP解析は、検出感度の問題から、これまで行われてこなかった。申請者は、近年急速に発展している高感度質量分析法とDNAバーコーディングの手法を組み合わせることによって、一瞬しか起きていない転写因子とDNAの相互作用を極めて高感度で検出できるのではないかと考えた。この方法が確立されれば、生体におけるHoge1の転写標的を明らかにすることができると期待される。

ポイント1:新しいアイデア・技術による解決策を提案する

これまでのChIP解析ではDNAと転写因子の相互作用は恒常的に起こっている必要があり、不安定な転写因子に対するChIP解析は、検出感度の問題から、これまで行われてこなかった。申請者は、近年急速に発展している高感度質量分析法とDNAバーコーディングの手法を組み合わせることによって、一瞬しか起きていない転写因子とDNAの相互作用を極めて高感度で検出できるのではないかと考えた。この方法が確立されれば、生体におけるHoge1の転写標的を明らかにすることができると期待される。

誰でもできるPCR・定量的RT-PCR・オミクス解析などなど、だけでは「鮮やかな解決方法」としては魅力的ではありません。放っておいても、誰かがいずれ行うような研究は個人型の研究では避けたほうがよいでしょう。

あなたにしか思いつかなかった、新しいアイデア・手法・コンセプトが求められています。既存の技術であっても切り口が新しいとか、組み合わせ方が新しいなどでも十分に魅力的です。研究室が独自に持っている技術から、逆算して解決できそうな問題を探すのもありでしょう。

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせです。異分野の知見を取り込んだり、最新の知見を利用したりすることで新しいアイデアを作り上げます。「オズボーンのチェックリスト」も参考になるでしょう。問題が具体的であれば、解決策は意外と簡単に思いつくものです。

逆に、あなた(あなたの研究室)以外での進展を積極的にアピールするのは逆効果です。

これまでのChIP解析ではDNAと転写因子の相互作用は恒常的に起こっている必要があり、不安定な転写因子に対するChIP解析は、検出感度の問題から、これまで行われてこなかった。しかし、近年、高感度質量分析法とDNAバーコーディングの手法を組み合わせることによって、一瞬しか起きていない転写因子とDNAの相互作用を極めて高感度で検出できることが示されている。この方法はHoge2には適用されているがHoge1へは適用されていなかった。そこで本研究では、この技術をHoge1に対して適用することで生体におけるHoge1の転写標的を明らかにすることができると期待される。

ポイント2:バラ色の未来を提示する

これまでのChIP解析ではDNAと転写因子の相互作用は恒常的に起こっている必要があり、不安定な転写因子に対するChIP解析は、検出感度の問題から、これまで行われてこなかった。申請者は、近年急速に発展している高感度質量分析法とDNAバーコーディングの手法を組み合わせることによって、一瞬しか起きていない転写因子とDNAの相互作用を極めて高感度で検出できるのではないかと考えた。この方法が確立されれば、生体におけるHoge1の転写標的を明らかにすることができると期待される。

ポイント1で提案する方法により問題が解決されることで、どんな良いことが起こるのか(バラ色の未来)を簡単に示します。研究目的とかぶってしまう可能性も高いので、難しいようであれば必ずしも入れる必要はないかもしれません。

まとめ

1.問題を解決できる新しいアイデア・手法・コンセプトを提案をする

2.それによって訪れるバラ色の未来を示す


アイデアの作り方については、「アイデアのつくり方」や「アイデアのヒント」などの名著があります。即効性はないですが、自力を伸ばすことにつながりますので一読をお勧めします。

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