Methodsの作文技術│AとThe

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AとTheの区別および適切な使用は英文法において最も難しいものの一つです。学校では、「単数形の可算名詞は限定詞を必要とする」と習いますが、実際のところよくわかりません。ちなみに限定詞とはthe, a, my, this, one, someなどのことです。

しかし、このルールを守ろうとすると、(1)そもそも、どれが可算名詞か?(2)可算名詞がどれか分かったとしても、aとtheをどのように使い分けるか?について知らなければなりません。

そもそも、どれが可算名詞か?

どの名詞が可算名詞かは意味から簡単に想像出来ない点に難しさがあります。一般に数えられないと思われるdeathやchildhoodは複数形に成り得ます。

There have been three deaths this year from pneumonia.

Our childhoods were very different; I grew up in France and she grew up in China.

Many industries rely on fossil fuels.

Some steels are used in the manufacture of medical instruments.

以下は不可算名詞のうち、複数形としても(すなわち可算名詞として)用いられる単語のリストです。これらの単語(例えばindustry)を用いるときは、一般的な意味としてのindustry(不可算名詞)なのか、ある特定のindustry(可算名詞)なのかを意識して使い分けねばなりません。

 
absense analysis age agriculture  cancer
art atmosphere  beauty behavior duty
capacity childhood calculation concern economy
death democracy depression design environment
education energy existence experience failure
fashion fear fire food history
growth heat industry light life
philosophy loss paper organization oil
power policy pressure reality purity
sand strength silence salt science
time space trouble trade technology
waste truth vision treatment water
velocity wind

AとTheをどのように使い分けるか

あなたはAとTheをどのように使い分けているでしょうか?Aは一般的なもの、Theは特定のものであるというように習った方も多いでしょう。

There is a book on the shelf above my desk; can you bring it here?

しかし、この場合のa bookは明らかに特定の本を指しています。ということは、一般的なもの/特定のものという区別は、aとtheを選ぶ基準にならないことを意味しています。

aもtheも特定のものを指すことには変わりありません。例えば、以下の文では、同じサンドイッチに対して最初の文ではaを次の文ではtheを使っています。

I had a cheese sandwich and an apple for lunch. The sandwich was fine but the apple had a worm in it.

違いは、一文目の段階ではチーズサンドイッチとリンゴについての情報は書き手(話者)だけが知っているのに対して、二文目ではそれは共有された情報となり、書き手も読み手もそれらについて知っています。これがaとtheの違いです。あらに、リンゴの中の虫については、読み手にとって新しい情報ですので、書き手はaを使っています。

このことをまとめると、「書き手(あなた)と読み手の間で何を指しているのかについての共通認識が得られた時にtheを使う」となります。これは、たとえ以前に言及されていない内容であっても成り立ちます。

I arrived at Heathrow Airport but the check-in was closed.

I bought a new computer but the keyboard was faulty.

例えばこの場合、check-inやkeyboardにはtheが必要です。文頭でヒースロー空港について述べられているので、書き手と読み手の間にはヒースロー空港のcheck-inであるとの共通認識がありますので、theになります。同様にコンピューターについても、文頭で共通認識が形成されています。

He lit a match but the flame went out.

この場合でも、マッチと言った時点で書き手と読み手との間には火に関する共通認識が形成されています(少なくとも書き手はそう考えている)。

対象が一つであると想定される場合にはtheを使う

Did she get the job? (the job we both know she wanted)

I’ll meet you in the library later. (the library we normally use)

We removed the soft est layer of membrane.

Cairo is the capital of Egypt.

The opening was located in the centre of each mesh.

Government policy is committed to protecting the environment.

The sun’s altitude is used to determine latitude.

どれかが問題にならない、書き手もしくは読み手がどれを指しているのかわからないにはaを使う

A 35 ml brown glass bottle was used to store the liquid. (It doesn’t matter which 35 ml brown glass bottle was used.)

The subject then spoke to an interviewer. (It doesn’t matter which interviewer/I know which one but you don’t.)

It works on the same principle as a combustion engine. (It doesn’t matter which combustion engine.)

時にはaとtheの違いによって意味が全く異なることが生じえます

(a1) This effect may hide a connection between the two. (There may possibly be a connection between the two but if there is, we cannot see it.)

(a2) This effect may hide the connection between the two. (There is definitely a connection between the two but we may not be able to see it because of this effect.)

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