比較的大型の科研費である基盤A・基盤Bの採択例です。この辺になると書き方のスタイルも確立しており、申請書の作成については詳しい人ばかりですので、書き方の参考になると思います。ただ、これまでの圧倒的な業績を背景にしている場合もありますので、若手には真似しにくいもしれません。
基盤A
◆ 大坪 滋 様(2015年 経済政策)「グローバリゼーション下のプロプアな経済成長を目指し統合型産業政策をデザインする-新しい官民協力によりアジア・アフリカの開発途上国に生き延び行く産業を育成する-」
原題は英語
◆ 福田 誠治 様(2011年 教育学)「体制転換後ロシア連邦20年の教育改革の展開と課題に関する総合的研究」
◆ 鎌田 東二 様(2011年 宗教学)「身心変容技法の比較宗教学-心と体とモノをつなぐワザの総合的研究」
◆ 大坪 滋 様(2010年 応用経済学)「グローバリゼーションが開発途上国の貧困・格差に及ぼす影響の国際比較研究」
◆ 石橋 克彦 様(2003年 自然災害科学)「古代・中世の全地震史料の校訂・電子化と国際標準震度データベース構築に関する研究」
簡略版のみ
基盤B
◆ 岡田 毅 様(2018年 外国語教育関連)「大学入試改革を契機とする新しい高大接続英語教育用eラーニングパッケージの開発研究」
「平成30年度~33年度 科学研究費補助金の申請をしました」にある
◆ 木下 正高 様(2018年 固体地球科学関連)「世界一熱いチリ海嶺沈み込み帯はなぜM9地震を起こしたのか:熱的考察からの挑戦」
◆ 波佐間 逸博 様(2016年 人文学)「アフリカン・シティズンシップの解明:ウガンダ社会の動態とシティズンシップの関連性」
◆ 柴田 正良 様(2015年 哲学・倫理学)「個性を持つロボットの制作による<心と社会>の哲学」
◆ 岡田 毅 様(2014年 外国語教育)「タブレット端末を用いたブレンディッドeラーニングによる外国語教育プログラムの開発」
◆ 下河辺 美知子 様(2014年 英米・英語圏文学)「マニフェスト・デスティニーの情動的効果と21世紀惑星的想像力」
◆ 波田野 節子 様(2013年 人文学)「朝鮮近代文学における日本語創作に関する総合的研究」
交付申請書
◆ 真家 和生 様(2012年 社会システム工学・安全システム)「安全な自転車利用促進を目指す循環型社会の新しい交通システム構築のための基盤研究」
◆ 荒木 一視 様(2011年 人文地理学)「アジア太平洋地域における第3次フードレジームをめぐる地理学的研究」
◆ 下河辺 美知子 様(2010年 英米・英語圏文学)「モンロー・ドクトリンの行為遂行的効果と21世紀グローバルコミュニティの未来」
◆ 富盛 伸夫 様(2009年 外国語教育)「EUおよび日本の高等教育における外国語教育政策と言語能力評価システムの総合的研究」
◆ 波田野 節子 様(2006年 各国文学・文学論)「植民地期朝鮮文学者の日本体験に関する総合的研究」