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どう見せるのか

修飾語

修飾語の語順は非常に重要です。順番によっては読みやすさ(認知容易性)が大きく変わってしまいます。なるべく自然に読める順にすることが大原則です。細かな修飾語のルールは他の本やサイトに譲るおとして、ここでは基本となる4つのルールについてのみ紹介...
どう見せるのか

行頭・行末を調節する

行末を調整する 文字間は通常ほとんど設定する必要がありませんが、行末の単語を調整する時に必要になってきます。 例えば次の文章を読み比べてください。 一瞬、本来の意図とは異なる解釈をされてしまう例 意図した通りに理解してもらえる例 上の例のよ...
どう見せるのか

行間を調節する

読みやすい文章の秘訣は適度な余裕です。紙面をびっしりと文字で埋め尽くしてしまうのは良い選択肢ではありません。適切な行間を保つことで格段に読みやすくなり、一般的にはフォントサイズの1.4倍~1.8倍(余白部分はフォントサイズの0.4から0.8...
何をどこに書くか

新しいから独自である?

もっとも多くある勘違いが これまで、こうしたアプローチでの研究は存在しておらず、したがって、こうしたアプローチで研究する本研究は独自である。 といった独自性のアピールです。要は「新しいから独自だ」と言っているのですが、これは2つの点でよくあ...
何をどこに書くか

「着想の経緯」の書き方

「着想の経緯」の経緯はピント外れになりやすい箇所です。文字通りに解釈して、その研究を思いついたきっかけ、を書いてはいけません。 ポイント 着想の経緯、位置づけでは、以下の内容を順に段落を分けて書きます。1.これまでどのような取り組みがなされ...
何をどこに書くか

「国内外の研究動向」の書き方

それぞれの項目で詳しく述べますが、着想の経緯と独自性、位置づけはいずれも相対的なものであり、国内外の研究動向と比較を通じて初めて説明することができます。 ポイント 着想の経緯、位置づけでは、以下の内容を順に段落を分けて書きます。1.これまで...
何をどこに書くか

タイムテーブルを示す

必須ではありませんが、3年や5年といった研究期間全体のタイムテーブルを入れると、何をどのタイミングで行うのか一目でわかります。そのため、審査員が研究計画全体を把握でき、実現可能性を評価しやすくなります。ただし、実際の学振や科研費ではタイムテ...
何をどこに書くか

予備データ、計画を理解できる図を示す

研究計画は申請書の本体であり、書いている内容が実現可能で、意味のあるものであることを審査員に納得してもらう必要があります。そのためには、色々な工夫が必要となります。 ポイント 研究目的、研究計画などには、以下の内容が含まれます1.本研究で何...
何をどこに書くか

「何をどうして、何を明らかにするか」の書き方

研究計画は比較的書きやすくはありますが、を正しく書くようにします。 ポイント 研究目的、研究計画などには、以下の内容が含まれます1.本研究で何を明らかにするか(研究目的)2.どうやって明らかにするかの概要3. 研究目的を達成するための具体的...