どう伝えるか

評価が伴わない申請書は大きく3つのパターンにわかれます。

  1. そもそも内容が的外れであり、知りたい内容が含まれていない(内容)
  2. 書くべき内容が適切な場所に書かれていない(構成)
  3. 日本語表現や見せ方がまずいせいで、読みづらい・魅力に欠ける(表現)

文章構成の基本は「聞かれたことだけに端的に答える」です。国内外の研究状況を聞かれているのに研究の重要性や研究計画について書いてみたり、同じ話があちこちに繰り返し書かれていたりすると評価項目をただしく読み取ることが困難になります。

文章構成の重要性

文章構成はなぜ重要なのか
科研費や学振の申請書はすごく丁寧に何をどこに書くべきかを注意書きで教えてくれていますので、基本的にはこれに従うことになります。 審査員が評価する項目はあらかじめ決められているから 科研費や学振の申請書の注意書きに沿って書かないといけない...
申請書にはストーリーが必要だ
なぜ申請書はストーリーを必要としているのか これからの話には種本があります(末尾参照『なぜ科学はストーリーを必要としているのか』)。さて、このタイトルだけ読むと、そんなの知っているよ、という反応が返ってくるかもしれませんが、この本は、かな...
PREP法
PREP法は結論を先に述べるタイプの文章構成です。プレゼンテーションやカジュアルな文章、短い文章では効果的です。科研費、学振のようなある程度まとまった文章の場合にはあまり適しません。 文章構造における型のあれこれ 1. PR...
DESC法
DESC法はPREP法とは異なり、結論を先に言うのではなく、周辺材料を丁寧に提示していく様式であり、申請書と相性が良い形式です。 文章構造における型のあれこれ 1. PREP法 2. DESC法 3. ABT法 ...
ABT法
ABT法は文章の要素の構造を考えるPREP法などよりもさらに細かい分同士の構造についての方法論です。 文章構造における型のあれこれ 1. PREP法 2. DESC法 3. ABT法 4. SDS法 ...
SDS法
SDS法はPREP法と似て結論を先に述べるタイプの文章構成です。研究計画など短い中でインパクトを出しつつ、具体的なことも書きたい、というような場合に使います。 文章構造における型のあれこれ 1. PREP法 2. DESC...

どう伝えるか(misc)

この2つに気をつければグッとわかりやすくなる
申請書を書く経験を積んでいない人の文章には2つの特徴があります。そこを改善すれば、言いたいことがより伝わるようになります。 1.何がわかれば(できれば)嬉しいのか 何がわかれば(できれば)嬉しいのか、あるいは、何がわかれば(できれば)こ...
どうすれば作文技術が向上するか
残念ながら、科研費.comで紹介してきたこれらの方法は、作文技術向上のための本質的な方法ではありません。パターン化し、技術を駆使するのこれらの「技法」は、期限が迫っているいま書き上げるためにはしょうがありません。しかし、作文技術を向上させず...
そもそも論理的な文章とは何か
申請書をわかりやすく書き、主張をしっかりと審査員に伝えるためには論理的であることが求められます。では、どういった文章が論理的なのでしょうか? 科学的な文章の最小単位である「小さな主張」の繰り返しです。そしてその小さな主張を組み合わせて...
何を具体的に書くべきか
具体的に書くことは良いことだ!? 申請書のコツとして「具体的に書く」というものがあります。 本研究は人類の知の限界を広げる 本研究はXXX装置を用いて実験する のように、具体性が無いものは読んでいて結局何をするのかがわからないた...

なにどこテンプレート

科研費.com式「なにどこテンプレート」
何をどこに書くのかを簡単に書くためのテンプレート「なにどこテンプレート」です。17種34個の質問に対する答えを穴埋め形式で書くことで、申請書が出来上がる仕組みです。サンプルを記入してありますので、「どこに何を書いてよいかわからない!」という...
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