ここを頑張って書いても大きな加点にはつながりませんが、キチンと書いていないと減点対象となります。最低限書くべきポイントを抑えるようにしましょう。
申請書 上部の注意書き
学振:
本申請書記載の研究計画を含め、当該分野における(1)「研究に関する自身の強み」及び(2)「今後研究者として更なる発展のため必要と考えている要素」のそれぞれについて、これまで携わった研究活動における経験などを踏まえ、具体的に記入してください。・下記(1)及び(2)の記入にあたっては、例えば、研究における主体性、発想力、問題解決力、知識の幅・深さ、技量、コミュニケーション力、プレゼンテーション力などの観点から、具体的に記入してください。また、観点を項目立てするなど、適宜工夫して記入してください。なお、研究中断のために生じた研究への影響について、特筆すべき点がある場合には記入してください。
(1)研究に関する自身の強み
・記述の根拠となるこれまでの研究活動の成果物(論文等)も適宜示しながら強みを記入してください。
成果物(論文等)を記入する場合は、それらを同定するに十分な情報を記入してください。(例)学術論文(査読の有無を明らかにしてください。査読のある場合、採録決定済のものに限ります。)
著者、題名、掲載誌名、巻号、pp開始頁-最終頁、発行年を記載してください。(例) 研究発表(口頭・ポスターの別、査読の有無を明らかにしてください。)
著者、題名、発表した学会名、論文等の番号、場所、月・年を記載してください。(発表予定のものは除く。ただし、発表申し込みが受理されたものは記載してもよい。)(2) 今後研究者として更なる発展のため必要と考えている要素
書き方の解説
14の要素
何を書いて良いか思いつかないひとのための、研究者に必要だと思われる能力の私見です。どれを書いたら正解とかはありませんので、自分が身につける必要があると思える要素、数個について、
- なぜそれが理想の研究者になるためには必要なのか
- 自分の現状はどうであり、具体的にどのレベルにまで達する必要があるのか
- どうすればその要素が身につくと考えているのか
- 具体的に何をするのか・何を始めたのか(本気ならすでに取り組んでいるはず)
などを書いてください。あれもこれもとなると、一つずつが薄くなり総花的になりますので、数は絞るべきです。
自己管理能力・忍耐力・自己統制力・ストレス耐性
責任感
チャレンジ精神
創造力
課題発見力
状況判断力
習得力
問題解決能力
専門性
傾聴力・柔軟性
積極性・コミュニケーション能力・協調性・対人関係力
これらは似てはいますが、少しずつ異なります。
積極性:積極的に情報を集めたり、共同研究したりすることがが必要ですし、情報発信においても積極性は必要です。また、失敗しても前向きに捉えて次の一歩を踏み出す能力も積極性といいます。
コミュニケーション:相手に興味を持ち意思疎通をすること。共同研究やチーム研究では重要なスキルです。
協調性:他の人と物事をうまくやっていける性質や性格のこと。
対人関係力:リーダーシップや交渉力、共同研究者との調整力といった、総合的な対人関係に関する能力のこと。