1 研究目的、研究方法など(概要)

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1.研究目的、研究方法などで書いた(1)~(3)の内容を10行程度でまとめます。全ての内容を10行に収める必要があることから、一番最後に書いた方が内容が整理されていることと思います。審査員がまず目を通すところですので、しっかり書かないといけません。

 

指定されている内容

本研究計画調書は「小区分」の審査区分で審査されます。記述に当たっては、「科学研究費助成事業における審査及び評価に関する規程」(公募要領111頁参照)を参考にしてください。

本欄には、本研究の目的と方法などについて、3頁以内で記述してください。

冒頭にその概要を簡潔にまとめて記述し、本文には、(1)本研究の学術的背景、研究課題の核心をなす学術的「問い」、(2)本研究の目的および学術的独自性と創造性、(3)本研究で何をどのように、どこまで明らかにしようとするのか、について具体的かつ明確に記述してください。

本研究を研究分担者とともに行う場合は、研究代表者、研究分担者の具体的な役割を記述してください(若手には記載なし)。

 

書き方の解説

全体の流れ

研究背景の説明→未解決問題の提示→その問題の重要性→その一部の解明を目指す(研究目的)→ここが新しい、こんなことも可能になる→具体的にはこのようにして行う。

 

研究目的、研究方法などの概要

全体の流れがわかるようにそれぞれを1-3行程度で書いていきます。ポイントは話の流れ、重要性、妥当定が異分野である審査委員にも理解できるかどうかです。

話の流れに無理があると理解は極端に難しくなります。前半部は研究全体の背景(自分以外)→ より具体的な研究の背景(自分のこれまでの研究を含め)→ 問題点 → なぜそれを解決する必要があるのか、というように話を大きいところから具体的なところまで絞っていきます。後半では具体的な解決方法 → 研究のゴール というように今度は具体的なところからより一般的な方へと話を大きくしていきます。全体としては砂時計のような形をイメージしてください。

どんな人も自分の研究は重要ですと書きますが、それに説得力があるかどうかは別の話です。説得力を持たせるためには根拠となる数字・データがあると強いのでこうした小ネタについては常日頃から収集しておく必要があります。同分野の研究者のイントロが参考になるかもしれません。

妥当性は研究デザインの話です。あることを示したい時に本当にその実験で良いのか?と疑問に思うようなものを書いてくる場合がしばしば見受けられます。やりたいことに凝り固まってしまうと、目的と方法の乖離がひどい傾向にありますので、「もし実験方法や内容に制約が無い場合、この目的を達成するのに最適な研究は何だろうか」と自問してみてください。実験の中身というよりかは実験目的の設定に無理がある場合も少なくありません。

 

スペース的には余裕はありませんが、研究全体をイメージしやすくするために研究の概要を示すような図を入れることも有効です。1ページ目は概要+図+背景・問い、と書かないといけない内容が多いので図を入れるにしても最小限のスペースでとなってしまいます。

 

書き方例

AAAはBBBやCCCなど様々な遺伝子発現に関わっている。DDDでは、AAAはEEEであることから、FFFでも同様の仕組みが存在するのではないかと考えられるものの、適切な解析手法が無かったためこれまで未解明のままであった。本研究では、GGGを用いることでFFFにおけるHHHを明らかにする(下図)。特に、IIIに伴ってJJJがどのように変化するのかをKKKする。さらに、LLLをMMMにより明らかにすると共に、NNNがOOOであることを示す。
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