科研費・学振本『できる研究者の科研費・学振申請書』発売中です!半分以上は新しい内容で、具体的なテクニック満載です。申請書のお供にぜひご一冊どうぞ。

【これからの研究計画】受け入れ研究室の選定理由 の書き方

ROBUST Japan

(5) 受入研究室の選定理由 採用後の受入研究室を選定した理由について、次の項目を含めて記載してください。① 受入研究室を知ることとなったきっかけ、及び、採用後の研究実施についての打合せ状況 ② 申請の研究課題を遂行するうえで、当該受入研究室で研究することのメリット、新たな発展・展開 ※ 個人的に行う研究で、指導的研究者を中心とするグループが想定されない分野では、「研究室」を「研究者」と読み替えて記載してください。

(3) 外国で研究することの意義(派遣先機関・指導者の選定理由)①申請者のこれまでの研究と派遣先機関(指導者)の研究との関連性について記述してください ②国内外の他研究機関(研究者)と派遣先機関(指導者)とを比較し、派遣先で研究する必要性や意義について明らかにしてください。 (フィールドワーク・調査研究を行う場合、派遣先地域で研究する必要性や意義を中心に述べても構いません。)

学振PDや海外学振は研究室を変更することになりますので、なぜそこを選んだかの志望動機を書く必要があります。

受け入れ研究室の選定理由

基本的な考え方は、申請者がこれまでに培ってきた技術・考え方・材料などと受入研究室が持つ技術・考え方・材料・研究環境を掛け合わせることで、それぞれ単独では不可能であった高みにたどり着けるというものです。すなわち、ここをうまく書くためには研究計画の段階から自分には無い技術・考え方・材料を取り入れたものを書いておく必要があります。

その意味で今までの研究室でやってきたことを新しいところでそのままやるというのは無理がありますし、数多くある研究室の中から一つを選び出す以上、何かしらの積極的な理由が必要です。

あと、「XXX先生のもとで、研究させていただくことになった」のような過度にへりくだった書き方は不要です。申請書の場には、読み手である審査員とあなたしかいません。「させていただく」相手であるがいないにもかかわらず、こうした表現は非常に不自然です。

海外で研究することの意義

上記に加えて、海外学振では国内ではなく海外である積極的な理由が求められます。世界最先端の研究室、世界各国から優秀な研究者が集まる(ネットワーキング)、そこにしかない材料・技術などでしょうか。国内がショボいというような他方を下げるような書き方は良くありません。あくまでも、海外の方が研究を進める上でふさわしいからという理由付けにしてください。

また、「派遣先機関(指導者)の研究との関連性」では、研究分野が関連しており現在の研究テーマの自然な拡張であること(海外というだけでも挑戦なのに研究テーマをガラッと変えてしまうと大変なので実現可能性に疑問符がつく)を示してください。さらに、指導教員と受け入れ研究者が旧知の仲、共同研究をしたことがある(している)、直接会って話した(連絡をとった)ことがある、など何かしらの面識があり、ここで提案する研究計画に対する理解がありそうであることを匂わせておくとプラスに働くかもしれません。一方的に知っているだけというのは避け、事前にメールで研究内容を説明しディスカッションしたなど、受け入れに向けた下地作りが進んでいることを書くようにしてください。

いずれにせよ、ここは大きな差がつきにくく、「自分の研究を進める最高の環境を探した結果そうなった。つつがなく進んでいる。」という書き方以上はできませんので、必要なことをもれなく書くようにしましょう。

お買い忘れはございませんか?

上位の「学振・海外学振の書き方」へ戻る

タイトルとURLをコピーしました