① これまでの研究の背景、問題点、解決方策、研究目的、研究方法、特色と独創的な点について当該分野の重要文献を挙げて記述してください。 ② 申請者のこれまでの研究経過及び得られた結果について、問題点を含め①で記載したことと関連づけて説明してください。なお、これまでの研究結果を論文あるいは学会等で発表している場合には、申請者が担当した部分を明らかにして、それらの内容を記述してください。
「研究方法」と「研究経過および得られた結果」は申請書の注意書きでは独立して書かれていますが、内容的に連続したものなので重複を省き、すっきりとさせるためにも一つの項目として書いたほうがわかりやすいでしょう。
研究方法
研究目的で「具体的には~」のところに相当し、見出しの内容そのものです。もう少し具体的(ただし具体的過ぎないように。下記参照)に何をどうするかを書きます。
研究経過
実際に何をしたのかということです。ある目的にしたがって研究はスタートさせましたが特にDCの場合は研究はまだ完成しておらず、論文のようにまとまった結果にはなっていないと予想されます。何を目的にし、何をどうしたのかを書きます。上記のコメント同様、分野外の審査員に「何をした」かの記述だけから「何を目的にしたか」までを想像しろというのは無茶な話です。
得られた結果
同様に、「何をした」かの記述だけからその結果が持つ意味を推測せよというのも無茶な話です。そのため、結果についても結果を事細かに説明するというよりは結果が持つ意味について説明する方が伝わるでしょう。
まとめ
何を目的に、何をして(簡潔に)、その結果どういう結果が得られて(簡潔に)、それはどういう意味を持つものであったのかを示します。特に、この研究の結果、目的が達成されたのかどうかを明確にすることが重要です。