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【現在までの研究状況】問題点 の書き方

ROBUST Japan

これまでの研究の背景問題点、解決方策、研究目的、研究方法、特色と独創的な点について当該分野の重要文献を挙げて記述してください。 ② 申請者のこれまでの研究経過及び得られた結果について、問題点を含め①で記載したことと関連づけて説明てください。なお、これまでの研究結果を論文あるいは学会等で発表している場合には、申請者が担当した部分を明らかにして、それらの内容を記述してください。

 

研究の背景において、分野の紹介、何がわかってがわかっていないかを示してきました。しかし、それだけでは十分ではありません。たとえば、私の家の庭にある庭石がどこの産地のものなのかがわからなくても、大部分の人は何ら不都合がありません。

すなわち、この「わかっていないこと」の何がどのように問題なのかを改めて説明する必要があります。これが問題点です。

何が問題なのか

問題点を指摘するには2つのポイントがあります。

1.問題の重要性

上記の庭石の例のように、あまりにもつまらない問題はわざわざ解決する必要がありません。数多くある未解決問題の中から積極的にそれを選ぶ必然性が無いからです。重要な問題とは、長年の未解決問題(他の人も重要であると認識している)、当該分野の研究に大きな影響を与えるなど関係者が多い問題です。

関係者として誰・何を持ってくるかはあなたの腕しだいです。たとえば、「緩まないネジ」の研究を単なるネジの研究の1つとして位置づけることは簡単ですが、電車やロケットのような、ネジが絶対に緩んではいけない製品の安全性の研究と位置づけることで、関係者は一気に増え、研究の重要性は増します。もちろん誇張しすぎは科学的な態度ではありませんが、研究の重要性を最大化する切り口については頭を柔らかくして考えましょう。

2.問題をギリギリ解決できることが見込めるか

どんなに重要な問題であっても解決の見込みが全く無いのであれば、研究する意味はありません。また一方で、誰もが解決できる問題であるなら、「あなたが」その問題に取り組む必然性は薄くなります。ですので、ここで指摘すべき問題は、他の人は解けないけど自分ならギリギリ解けるところを見極める必要があります。そうした他人にはできないことこそが、本研究の独創性(オリジナリティ)であり特色(先進性)であったりするわけです。誰もが思いつく問題を誰もが思いつく方法で解決してもつまらないだけです。独自の技術、考え方、アプローチ、組み合わせなど何かしらのオリジナリティとそれによる勝算が必要です。

どのように問題なのか

問題点を指摘するだけでは十分ではありません。それによってどのような問題が生じているかを示さなければ、研究の重要性の説得力は低くなってしまいます。指摘した問題によりどのような弊害があるのかを示すことで、あなたの研究の重要性をアピールする作戦です。

XXXについては明らかにされてこなかった。しかし、XXXはYYYであることから、ZZZにおけるXXXの役割については、ZZZに関する報告が1報あるのみであり、その詳細はほとんど明らかにされていない。

まとめ

背景説明を受けて、何のどういった点が問題で、その結果どのような弊害があるのかを明確にします。そして、本研究ではここで指摘した問題の一部(全てではなく)について解決したというスタンスになりますので、実際にやったことと問題点の指摘は対応させる必要があります。

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