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【現在までの研究状況】特色と独創的な点 の書き方

ROBUST Japan

① これまでの研究の背景、問題点、解決方策、研究目的、研究方法、特色と独創的な点について当該分野の重要文献を挙げて記述してください。 ② 申請者のこれまでの研究経過及び得られた結果について、問題点を含め①で記載したことと関連づけて説明してください。なお、これまでの研究結果を論文あるいは学会等で発表している場合には、申請者が担当した部分を明らかにして、それらの内容を記述してください。

もっとも多くの人が苦手としているようです。書きにくい理由は「実際のところ特色も独創性も乏しいから」に他ならないのですが、それ言ってしまってはおしまいです。

特色とは

研究の特色とは特徴のことです。ですので、プラス面もマイナス面もあり得ますが、わざわざマイナス面を言うこともないので、基本的には他の研究と比べてどういう点がどのように異なっているのか(ニュートラル含む)、を示す場所です。独創性との内容の違いを意識し、内容が被らないようにしなければなりません。

たとえば、「従来の10倍の規模で研究する」というのは特色ですが、独創性かといわれると微妙なところです。「10倍の規模での研究を可能にする方法を開発した」のであれば独創性ですね。「これまでの研究経験から取り扱い技術に長けている」のは特色であり、「これまでの研究により申請者独自の解析系を確立しており、これを利用する」は独創性です。このように特色と独創性は紙一重ですが、微妙に内容が異なるのも事実です。添削をしていると、多くの人は特色は書けていますが、独創性が全く書かれていないか陳腐なものが多い印象です。

独創性とは

オリジナリティ、他の人ではなく「あなた」がこの研究をした方が良い理由などです。独創性は技術、着眼点、解決アプローチ、アイデアなどに起因することが多い印象です。これまでに解かれていいない問題を解決しようというのですから、問題そのものか解決方策に何かしらの新規性があるはずであり、それこそが独創性です。独自の技術・理論・装置や独自の解決方策などはわかりやすいレイですが、他にも、その問題に着目したこと自体やある問題をこの研究分野で取り扱う行為そのもの、なども含まれます。

そのことがなぜ特色や独創的と言えるのか

規模を大きくすることが研究するうえでの課題であったというコンセンサスがあるのであれば、それはそのまま書けばよいでしょうが、そうではない場合、「そのことのどこが特色なのだろう?」となってしまいます。他にも、「本研究は、AAAを利用することが特色である」とだけ書かれているような申請書を読んでも背景知識の無い審査員は「なぜAAAを利用することが特色だといえるのだろうか?」と思うはずです。こうした、疑問には先回りして答えておく必要があります。すなわち、

これまでの研究はBBBを利用してきたが、CCCという問題を解決できずにいた。これに対して、本研究では申請者のこれまでの研究成果からAAAを利用することでCCCの問題を回避し、より正確にDDDを明らかにできる点が特色である。

のように、なぜAAAを利用することが特色と言えるのかの理由付けをすると説得力が増します。

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