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学振の採択率と傾向

ROBUST Japan

データが利用できる2004年以降の学振PDおよび学振DC1・DC2の採択率と応募者数を示します。

 学振DCの応募者数と採択率

学振DC1・DC2の応募者数は2008-2009年以降漸増しています。それに伴い、採択率も2008-2010年の約30%をピークに漸減しています。まだ明確な下げ止まりは見られませんが、目標値は20%くらいでしょうか。やや減少率が低下しているようにも思えます。

一昔前は学振DC・PD共に採択率が10%ほどであったことを考えると、昔に戻っただけという考え方もあります。いまから思えば、2008-2010年がボーナスタイムだったのでしょうね。リーマンショック後の就職氷河期世代に対する救助策としての意味合いが濃かったのでしょうか。

学振PDの応募者数と採択率

学振の応募者数が増加し続けている一方で学振PDの応募者数は一貫して減少しています。最近は優秀なポスドクやイキの良い若手がいないと嘆いている先生をよく見かけますので、これからの研究者は一昔まえほどひどい状況ではないと思うのですけどね。。トヨタ自動車ですら終身雇用が難しいと言われている時代、もはや社会人といえでも安定ではありませえん。ならば、自分がやりたいことをやった方が良いように思うですが、みなさんはどうでしょうか?

学振PDへの応募者数が続けている一方で、海外学振やRPDはほぼ一定の水準が続いています。海外学振は一貫して学振PDより高い採択率ですので、海外で研究したい人には狙い目です。RPDへの応募者数は細かく見れば伸びているのですが、まだまだ少ないですね。

ますます、申請書の書き方の重要性が高まってきている

学振DCの応募者数は増加し、採択率は低下しています。おそらく採択率20%を目標値とした調整の結果だと思われます。競争が激しいにもかかわらず業績に差がつきにくい学振DCでは、しっかりとした申請書を書くことが採否を決めることでしょう。

一方、学振PDについては、応募者数が減少し、採択率も増加傾向にあります。とはいえ、採択率で見ると10-20%の間で推移しており、今後も数少ない学振PDのポジションを巡っての熾烈な争いは続きそうです。長期採用の動きもありますので、今後も学振PDの魅力は失われることは無いでしょう。業績もさることながら、申請書の書き方で取りこぼしの無いようにしないといけません。海外学振であれば、さらに採択率高めなので、海外に行っても良いと思える人はそちらがおすすめです。楽しいですよ、海外。

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