印象的な申請書に図(イラスト)は欠かせませんが、Wordで申請書へ図を挿入しようとしたら、思い通りにならなくてイライラした経験がある方も多いのではないでしょうか。
ここでは、図を挿入する時のコツを紹介します(もうほとんどWordの使い方ですが)。
図を細かく動かす
Wordで図を動かすと、ちょっとだけのつもりだったのに大きく動いてしまって困った経験はあるかと思います。
Windows:[Ctlr]+([↑][↓][←][→])キー
Mac: [Command] + ([↑][↓][←][→])キー
で図形を細かく可能です。
また、移動のときにあるカクカク動くのは、基準となるグリッド線が存在していて、図形はグリッド線単位で動くのが初期設定になっているからです。グリッド線に合わせる必要がなければ、設定を変更しておきましょう。
Windows: [図形描画]→[図形の調整]→[グリッド]→[グリッド線]→[描画オブジェクトをグリッド線に合わせる]をOffにする
Mac: [環境設定] → [編集と日本語入力] → [グリッドのオプション] →[印刷レイアウト表示でグリッド線に合わせる]をOffにする
この設定変更で、方向キーだけでも、マウスドラッグでも自由に図形を動かせるようになります。
図をページに固定する
Wordで図を挿入したあとに、文章をいじると、図がとんでもないところへ飛んで行くことがあります。これは、図がページに対してアンカーされていないためです。
Macの場合: [図のうえで右クリック] → [図形の書式設定] → [レイアウト] → [詳細設定] → [横位置および縦位置の基準]を”ページ”に変更
これで、ページに対して図がアンカーされますので、文章の変更等でどこかへ飛んで行くことはなくなります。
図の大きさを調整する
申請書に挿入する図(イラスト)は.pdfや.tiff, .jpgなどの画像ファイルとして、説明文(legend)はテキストボックスとして扱ってください。というのも、説明文の文字の大きさは一定に揃えておきたいのに対して、図の大きさは比較的調節可能だからです。
大抵の図では100%と98%くらいの大きさの違いであれば、ほとんど印象に差はありませんので、これを利用して文末を調整します。文末調整の必要性については「文字間」を見てください。
Wordでは図の大きさを0.1mm単位で調整できますので、縦横比を固定したまま横幅を0.1mmずつ調整し、読みやすい文末になるように調整します。ただし、申請書の印象を良くするためにも、全ての図および説明文の横幅は統一すべきです(60mmや全体の2/5~1/3程度)。総合的に考えて、最も良いサイズを決定してください。