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【研究目的、研究方法など】研究課題の核心をなす学術的「問い」 の書き方

ROBUST Japan

1 研究目的、研究方法など 本欄には、本研究の目的と方法などについて、3(4)頁以内で記述すること。冒頭にその概要を簡潔にまとめて記述し、本文には、(1)本研究の学術的背景研究課題の核心をなす学術的「問い」、(2)本研究の目的および学術的独自性と創造性、(3)本研究で何をどのように、どこまで明らかにしようとするのか、について具体的かつ明確に記述すること。(本研究を研究分担者とともに行う場合は、研究代表者、研究分担者の具体的な役割を記述すること。)

研究の背景において何がわかっており、何がわかっていないかまでが説明されました。しかし、わかっていないことは複数の課題を含んでいることでしょう。ですので、本研究課題ではそれらのうち、どこについて明らかにしようとするのかを説明せねばなりません。さらに、そうした未解決問題のどういった点が問題なのでしょうか?そこについても説明が必要です。これは学振における問題点の指摘とほぼ同じです。ただし、学振の場合はオーソドックスに、

  • AAAである。BBBについていては明らかにされていたが、CCCについては明らかにされていない。(背景)
  • しかし、これによりDDDという弊害が生じていた。(問題点)
  • これに対して、EEEすればこの問題を解決できると考えた。(解決方策)
  • 実際、FFFであることから、このアイデアはうまくいきそうである。(根拠)
  • そこで本研究は、GGGをHHHすることを目的として研究を行う。(目的)
  • 具体的には以下の通りである(方法、計画etc)

のような自然な流れで書くことが可能です。しかし科研費の場合には、研究課題の核心をなす学術的「問い」を書けとの指示があります。さらに、着想に至った経緯も後ろに回っているので、学振と同じように書くと変なことになってしまいますの少し工夫が必要です。

  • AAAである。BBBについていては明らかにされていたが、CCCについては明らかにされていない。(背景)
  • しかし、これによりDDDという弊害が生じていた。(広い問題点)
  • 特にEEEがFFFかどうかはGGGという点において非常に重要な問題である(狭い問題点≒研究課題の核心をなす学術的「問い」
  • そこで本研究は、HHHをIIIすることでこの問題を解決することを目的として研究を行う。(目的)
  • 具体的には以下の通りである(方法、計画etc)

あるいは、

  • AAAである。BBBについていては明らかにされていたが、CCCについては明らかにされていない。(背景)
  • しかし、これによりDDDという弊害が生じていた。(問題点)
  • そこで、本研究は「EEEによるFFFはDDDの解決に有効化どうかを明らかにするか」をかどうかを研究課題の核心をなす学術的「問い」として設定し(学術的「問い」)、以下の方法によりこの問題を解決することを目的とする。(目的)
  • 具体的には以下の3点について明らかにする(方法、計画etc)

などになるかと思います。いずれにせよ、非常に書きにくく、あまり良くない指示だと感じています。

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