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【応募者の研究遂行能力及び研究環境】研究環境 の書き方

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3 応募者の研究遂行能力及び研究環境 本欄には応募者(研究代表者、研究分担者)の研究計画の実行可能性を示すため、(1)これまでの研究活動、(2)研究環境(研究遂行に必要な研究施設・設備・研究資料等を含む)について2頁以内で記述すること。「(1)これまでの研究活動」の記述には、研究活動を中断していた期間がある場合にはその説明などを含めてもよい。

提案されている研究を完成させるためには、研究能力はもちろん研究環境も重要です。これまでの研究活動は主に申請者の能力を測るためのものでしたので、ここでは研究環境について説明します。基本的には「問題ない。うまくやれる。」と書く一択です。

研究施設・設備・研究資料

ここで挙げられているのは、申請者の力だけでは準備できないか、準備できるにせよお金や時間、人手がかかるものです。例えば施設は、ほとんどの場合、個人ではいかんともしがたい問題です。また設備(実験機器など)や研究資料もすぐには手に入らないか、手に入れるためにはお金が必要です。

ですので、これらについては研究を始める前に準備しておかなくてはいけません。これらの準備状況を問われています。基本的には

本研究に必要なXXX(施設、設備、資料)はすでに共通機器として利用可能な状況であり、本研究を遂行する上での問題は全くない。

のように、揃っている。問題ないという風に書く以外にありません。また、機器の扱いに精通しているなどもアピールポイントでしょう。

しかし、必要な物が全て存在するという書き方にしてしまうと、設備や資料を新たに購入することと矛盾してしまいます。そのため、

本研究の遂行に必要な設備のうちXXX以外については十分な数が揃っている。そこで本研究においてXXXを新たに購入することで効率よく研究を進める。

のように書いておけば十分でしょう。既存の設備を利用する場合には「既存の設備を利用し効率よく研究を進めることが可能である」とでも書いておけば十分です。ここでの効率よくとは、新たにものを買うことなく&買う時間が必要ないので速やかに、という意味です。

その他

他にも研究を進める上で障害となりそうなこと、すでに研究を進める上で進んでいることに説明が必要です。プロジェクト専任でエフォートが十分に避けないが申請課題を進める上で問題にはならない(ただし藪蛇にならないように。明らかに疑念を持たれる場合意外は自分から言い出さない)、共同研究を進めるための環境(情報共有の仕組みなど)は構築済み、異動が決定しているが新しい環境でも速やかに本計画を実施できる(あるいは重要な部分は現職場で研究が可能である)。

などが考えられるでしょうか。釈明しておかないと著しく不利になることが予想されているか、書いておくと有利になると予想されることを書きましょう。特に影響がないものに関しては、書いても書かなくても大して違いはないでしょうから、スペースを他で有効利用するという意味では書かない方が良いでしょう。

民間財団の場合などには、異動予定などの事実を申請書に書いておくと当たりやすくなります(体感2倍)。審査員の配慮が身にしみます。科研費ではどうかは知りません。募集時期の関係上、異動が決まっている(公表できる)タイミングの人はあまりいないかもしれませんね。
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