文字間は通常ほとんど設定する必要がありませんが、行末の単語を調整する時に必要になってきます。
行末を調整した方が読みやすくなる場合がある
例えば次の文章を読み比べてください。
一瞬、本来の意図とは異なる解釈をされてしまう例

意図した通りに理解してもらえる例
改行には弱い句読点のような効果がある
上の例のように、変なところで改行してしまうと、文章の意味をとっさに理解することが困難になります(認知容易性が下がる)。漢字・ひらがな問わず、意味のまとまりの途中では改行を極力しないようにする必要があります。
そこで、文章の構造や言い回しを工夫することで行末を調整するテクニックが必要になってきます。基本的には言い換えや語順の工夫で対応すべきですが、書き方ではどうしても調整できない時に有効な方法が文字間隔の調整です。
[書式]→[フォント]→[詳細設定]で文字間隔を0.1〜0.2ptほど広く(狭く)します。
これにより、見た目をほとんど変えること無く1文字を前後させることができますので、自然な形で行末を調整できます。ただし、使い過ぎは全体のバランスを壊しますので、ここぞというときにだけ使うようにします。