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#科研費のコツ4 扱う問題が「重要な」未解決問題であることを示す

ROBUST Japan

多くの人がやりがちなミス

まず、大前提として、全ての研究は未解決問題を扱っているはずです。だって、そうでしょう?すでに解決されていた問題をいまさら扱う意味はありませ問題であっても、申請者らは「実は違うんじゃないか?」とある根拠をもって考えたからこそ本研究において検証するということだと思います。ですので、その意味で全ての研究は未解決問題です。

ということは、

これまで、XXXXについては研究されてこなかったので、本研究ではXXXを解析する。
のような主張は全く意味が無いということです。研究として成立する全てのテーマは未解決問題であるため、「未解決である」という主張が有利に働くことはありません。
この世には未解決問題はたくさんありますが、その中にはくだらない問題も多く含まれています。たとえば、「私の家の庭石の産地については研究されてこなかったので、本研究では産地を解析する」と言われて、素晴らしい!採択!とはなりえません。Twitterの例で言うと「これまで、青い目玉焼きが健康に与える影響は研究されてこなかったので、本研究では青い目玉焼きが健康に与える影響を解析する」となるわけですが、まあ、意味がわかないでしょう。
ですので、未解決だから価値があるという考えを綺麗サッパリと捨て去ってください。

ではどうすればよいか

ポイントは「重要なのに」未解決問題であるという主張なのです。もっと言えば、「重要であり、すでに弊害があるのに」未解決問題であるという主張が重要です。たとえば、宇宙の内部はいずれ完全な平衡状態になり宇宙の終焉がおとずれると予想されていますが、今からその問題に取り組むことに価値はありません。私たちは近視眼的なので、現在問題が起こっていないと研究対象としては認識しづらいという性質があります。基礎研究の場合はこの弊害を主張するのに苦労するかもしれませんが、たとえ苦しくても、何かしらの弊害が存在しないことには主張が成立しません。これは社会に対する弊害でなくても良く、当該研究分野における研究活動に対する弊害すなわち「XXXが未解明なため、XXXの全容は明らかになっておらず、XXXの利用は限定的なままである」みたいなものでも構いません。
さて話をもとに戻しましょう。このように「重要な問題であるにもかかわらず、未だに解決されていないからこそ、本研究は価値がある」という主張であれば、他とは違うという主張は十分に成立します。より正確には
・なぜこの問題を(すでに問題が生じている、近い将来に問題が生じる、これが解決できればすごいことができる、これまでの問題に完全決着をつけられる)
・いま(現在すでに問題が生じており弊害が発生している、研究の進展によりかつては出来なかったことが出来るようになった)
・申請者が(申請者ならこの問題を他の研究者よりもうまく解決できる、当研究室には技術・材料・知見などの蓄積があり有利である)
解決しないといけないのかについて書くことができれば、本研究そのものの重要性は十分説得できたと言えるでしょう。
申請者はこれまで、XXXXについて明らかにしてきた。しかし、XXXといった理由からXXXについては明らかにされておらず、これにより、XXXによるXXXについは全く明らかにされていない。さらに。これにより、XXXの理解と応用は大きく遅れている。申請者はこれまでに、XXXをXXXした経験を有しており…
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