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#科研費のコツ19 扱う問題が「重要な」未解決問題であることを示す

ROBUST Japan

手段の目的化とは

ある研究目的を実現するための研究であるはずなのに、その研究手法を実行すること自体が目的化してしまうことです。たとえば、

本研究では、XXXを計測することを目的とする。
本研究では、XXXを用いてXXXを解析することを目的とする。
のように、行為自体に焦点があたってしまっているケースはしばしば見られます。本研究で何をしますか?と聞かれているのではなく、本研究が最大限うまくいったら何を明らかにできるのですか?と聞かれています。

では、どう書けば良いのか

とはいえ、目的達成のための手段も重要です。たとえば、

本研究では、画期的な燃費の自動車を開発することを目的とする。

と書いたところで、どうやって?と疑問がわきます。読み進めて研究計画にまでたどり着けば、どうやって、に対する説明も書かれているのでしょうが、それでは不親切です。そこで、

本研究では、車体重量を従来の1/100にすることで、燃費を3倍に向上させた自動車を開発することを目的とする。
や1/100を達成する手段をもう少しだけ詳しくして、
本研究では、新素材であるXXXを利用することで車体重量を従来の1/100にし、燃費を3倍以上向上させた自動車を開発することを目的とする。
のように書きます。
ポイントは
  1. 目的に対してどういう手段を用いるのか、を簡単に書く(新素材であるXXXを利用する、XXXにより)
  2. その結果どうなるのかを簡単に書く(車体重量を従来の1/100にし、YYYを明らかにする)
  3. 「本研究の」*目的を書く(燃費を3倍以上向上させた自動車の開発、ZZZを解明する)
目的にはいろいろなレベルがありますので、ここでは「本研究の」目的を書くように意識してください。大きすぎる目的(たとえば化石燃料の消費量を減らし、持続可能な社会を構築する)を書いてしまうと本研究が結局どこを目指しているのかがわからなくなってしまいます。
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