コツ28 概要は10行程度(科研費のみ)
申請書の「概要」は忙しい審査員にざっと内容を伝えるためのものですので、長々と書かないでください。
科研費の公募要領 別冊(応募書類の様式・記入要領)にも「概要については、10行程度で記述すること。」と明記してあります。#科研費のコツ pic.twitter.com/SRmWGJ8I8p— 科研費.com (@kakenhi_com) March 5, 2022
学振にはありませんが、科研費には概要を10行程度で書くことが求められます。注意書きには行数の指定が書かれていないので(書いておけばいいのに…)、見落とされがちなポイントです。
概要は10行程度(12行までならOK)
概要は10行という短い中に
- 研究分野の背景・重要性
- 研究の問題点
- 研究のアイデア
- 研究計画の概要
- 研究の意義・インパクト
を書く必要があります。それぞれの内容はせいぜい1-2行しか書けませんので、研究計画の全体像をざっと理解してもらうためのものと認識しましょう。
具体的な書き方の例はなにどこテンプレートを参考にしてみてください。
あとに続く文章との重複に気を付ける
概要ですので、基本的にはそれ以降の内容を要約したものです。しかい、全く同じ文章を繰り返すのはおススメしません。読む側としては全く同じものを読まされるのは苦痛ですし、情報も増えません。申請書はスペースが足りないなかでいかに内容を取捨選択するか、が基本です。全く同じ文を書く余裕はありません。