#科研費のコツ29 申請書はプレゼンとは違うのです

申請書におけるPREP法

プレゼンテーションの技術の一つとして定着してPREP法はすっかり定着しました。すなわち、

  • 結論(Point):本日は新規事業についてご提案します。
  • 理由(Reason):当社の業績は横ばい状態が続いており、新たな収益源を持つことで業績を一気に向上させる必要があるからです。
  • 具体例(Example):今回、わたしが提案する新規事業の内容は…
  • 結論(Point):以上より、こうした新規事業は当社の業績向上に寄与すると考えています。

のように、最初と最後で結論を述べ、その間に理由や具体例で肉付けするタイプの技法です。

これを申請書に当てはめると、

  • P:本研究の目的は○○○です。
  • R:なぜなら、○○○はわかっていないからです。
  • E:具体的には○○○をします。
  • P:本研究で○○○を明らかにすることで、○○○が理解できると考えます。

のように目的から書くことになりますが、その分野のことをよく知らない審査員が理解できると思いますか?

プレゼンとは想定される聴衆(読み手)が異なる

プレゼンテーションにおいてもPREP法が成立するためには、発表者と聴衆にある程度共通のバックグラウンドがあることが大前提です。冒頭の新規事業のプレゼンにおいては、”当社”がどのような事業をしているのかについて共通認識があることを発表者は前提にして話を始めています。

しかし、申請書はそうではありません。審査員はもちろん研究者ですが、十中八九異なる分野の専門家です。ちゃんと説明されれば理解できますが、説明が無いと全く理解できません。これを基本とするとPREP法を申請書に適用するのは無理があり、オーソドックスに背景、問題点、目的、計画と進めていく方が理解しやすいでしょう。

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