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#科研費のコツ75 研究計画は内容ごとに

研究計画における見出しは理解を助けるためである

見出しは審査員が研究計画を読む際の理解を助けるものでなくてはなりません。たとえば、りんご、みかん、ぶどうの研究をそれぞれするのであれば、

  1. りんごの研究計画
  2. みかんの研究計画
  3. ぶどうの研究計画

と分けるのが自然ですし、もっとも理解しやすい分け方です。これを

1年目の研究計画
1)りんごの研究計画1
2)みかんの研究計画1
3)ぶどうの研究計画1

2年目の研究計画
1)りんごの研究計画2
2)みかんの研究計画2

のようにしてしまうと、とたんに階層構造が深くなり、また、研究計画の全体像を理解するのが困難になります。りんごの研究計画が妥当かどうかを知りたければ審査員は各年度のりんごの研究計画部分を拾い読みしていかなければならず、極めて不親切です。

また、研究計画が当初の予想通り進むことは稀であることは審査員もよくわかっていますので、今の段階で各年度ごとの計画をきっちりと分けて書いても評価対象にはなりません。

どうしても研究のスケジュールを書きたいならガントチャート

研究計画がよく練られたものであることをアピールするうえで、年度ごとのおおよその研究内容を示したい場合はたしかにあります。そういった場合は、タイムテーブル・ガントチャートを載せるようにしましょう。横に研究期間をとり(場合によっては採用までの期間も含める)、縦に研究項目を記載し、ここの研究がいつからいつまで行う予定であるのかを棒グラフや→で書くようにしたものです。

この際のポイントは以下の2つです。

あまり細かく分けない

どうせ予定通りには行かないなかにおいて、細かすぎる予定を書くと、むしろ、「あ、こいつ研究をわかってないな」と思われてしまいます。月単位や月の上旬・下旬単位で研究予定を書く方を見かけることもありますが、細かすぎます。だいたい年の前半・後半くらいで分けておけば十分です。

研究項目についても細かくわけても全体像を見えにくくするだけですので、3つくらいの研究項目のそれぞれについて1-3個程度の研究内容を書くようにしましょう。

あまり場所をとらない

指定されている場合を除いて、タイムテーブル等を載せることは必須ではありません。他にも書くべきことがたくさんあることを考えると、なるべく場所をとらないようにしましょう。ポイントは

  1. 高さを抑える Wordのデフォルトでは表などのテキストボックスにはマージンが設定されています。これは高さを抑える際に邪魔になりますので、余白は切っておくようにしましょう。
  2. 幅いっぱいにする 幅は大きくても小さくても使用するスペースはほとんど変わりませんので、文章の両端に合わせて目いっぱいの幅にしましょう。図表の幅と本文の幅がピッタリであれば見た目も美しいですし、情報をたくさん載せることが可能です。

 

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