#科研費のコツ

Twitterで投稿していた、#科研費のコツ に解説を書きくわえました。

コツ1~コツ10

#科研費のコツ1 細部にまで気を配る
コツ1 細部にまで気を配る 申請書を読んでいて「上手でない」と感じる人の申請書は美しくありません。 ✓ フォント・行間など体裁がバラバラ ✓ 図表・図中文字が小さい もちろん、美しさと内容の良さは別の話ですが、細部に気配りで...
#科研費のコツ2 理解してもらう上で必須の情報は何かを考える
コツ2 理解してもらう上で必須の情報は何かを考える 「何をどうするか」を書くことはもちろん大切です。ある程度の具体性がないといけません。しかし、詳しすぎる説明は読み手を混乱させ、申請内容を大まかに理解する妨げになります。 詳しい...
#科研費のコツ3 枠を決めて収まるように推敲する
コツ3 枠を決めて収まるように推敲する 書けるスペースは決して大きくなく、内容を整理しないと収まりません。無理に収めようと小さいフォントや狭い行間にすると、読みにくく逆効果です。迷ったら11pt 、行間17-18pt。これを前提に...
#科研費のコツ4 扱う問題が「重要な」未解決問題であることを示す
コツ4 扱う問題が「重要な」未解決問題であることを示す「XXXは研究されてこなかったので、本研究は独自である」のようなロジックを見ますが、XXXに「青い目玉焼きが健康に与える影響」を入れてみると??未解決であることは、重要性や価値を担保する...
#科研費のコツ5 今=必要性、あなたが=独自性、扱う理由=重要性 を明確に
コツ5 今=必要性、あなたが=独自性、扱う理由=重要性 を明確に コツ4の補足です。未解決であることは研究の大前提なので、そこはアピールになりません。数ある未解決問題の中から、なぜ、「今」「あなたが」「その問題を扱わないといけない...
#科研費のコツ6 申請書の研究目的には「本研究の目的」以下を書く
コツ6 申請書の研究目的には「本研究の目的」以下を書く研究目的には様々なレベルがあります。✓ 人類としての目的✓ 研究者としての長期的な目的✓ 数年程度の中期的な目的✓ 本研究の目的✓ 本研究を達成するための個々の課題の小目的etcこれらを...
#科研費のコツ7 普段から本を読め(自戒)
コツ7 普段から本を読め(自戒) そもそも、論の展開の良し悪しが判断できないなら、正しい日本語で書かれた良書を読み、美しい日本語の感覚を身につけることをお勧めします。 文学的な名文を書く必要は無く、わかりやすく書くだけで良いので意外...
#科研費のコツ8 分野外の読み手には、背景や意義を中心に説明する
コツ8 分野外の読み手には、背景や意義を中心に説明する「何を」「どうするのか」についてはほとんどの人が書けていますが、詳しすぎてもどうせ伝わりません。「なぜするのか」「何がわかるのか」「分野にどういう意味をもたらすのか」について書けている人...
#科研費のコツ9 研究のゴールを明確にする
コツ9 研究のゴールを明確にする 目的や計画で「XXXを行う」で止まっている人が多い印象ですが、どのような結果が得られれば この研究は成功した と言えると考えているのかがわかりません。 「XXXを行い、YYYを明らかにす...
#科研費のコツ10 細部にまで気を配る(その2)
コツ10 細部にまで気を配る(その2)レイアウトの基本は揃えること✓ 見出しは太めのゴシック体、本文は明朝体✓ 見出しの前は0.5-1行空ける✓他もすべて揃える(コツ1)これで、少なくとも見た目だけは美しくできます。審査員を読む気にさせると...

コツ11~コツ20

#科研費のコツ11 申請書にはストーリーが必要だ
コツ11 申請書にはストーリーが必要だ(1/3) レイアウトに型があるように、申請書の構造にも型があります。 ✓ この分野はどんな分野か(広い背景・重要性) ✓ 本研究に関連して何がわかっているのか(当該分野の背景) ✓ 何がわ...
#科研費のコツ12 研究の独創性とは、新規性ではなく優位性
コツ12 研究の独創性とは、新規性ではなく優位性 研究の独創性に苦労する方は非常に多いです。「同じ課題のライバルがいたとして『その人ではなく、あなたが』この研究を遂行するのにふさわしいと言える根拠を教えて下さい。」と考えれば、わか...
#科研費のコツ13 申請額の謙虚さは評価されない。
コツ13 申請額の謙虚さは評価されない 研究費を少なめに申請する方がいます。予算枠の余りに滑り込める可能性が高いからという考えかもしれませんが、採否にほとんど関係ありません。大多数の人は満額申請ですので、あなたも同じで良いのです。減ら...
#科研費のコツ14 科研費の審査は基本モノクロ
コツ14 科研費の審査は基本モノクロ 科研費の申請書は基本モノクロで評価されますよ(大型研究費を除く)! あなたのカラーの図はモノクロ印刷に耐えられますか?科研費のコツ pic.twitter.com/kO43CnpmsD —...
#科研費のコツ15 エフォートはその都度変更する
コツ15 エフォートはその都度変更するエフォートが足りない?エフォートとは「研究者の全仕事時間に対する当該研究の実施に必要とする時間の配分割合(%)」です。全体に対する割合ですので、他の研究費を申請するのであれば配分を下げることができます。...
#科研費のコツ16 読みたくなくても頭に入る文章を
コツ16 読みたくなくても頭に入る文章を人間の脳はすぐにさぼるので、良い申請書の条件は「頭を使わずとも理解できる」ことです。単純化の功罪はともかく、わかりやすい主張は響きます。全ては読んでもらい・理解してもらうための工夫であり、そこが評価の...
#科研費のコツ17 独自性は比較しながら説明せよ
コツ17 独自性は比較しながら説明せよ「独自である、独創的である」という主張は、そうではない大多数があって初めて成り立ちます。そのため、「他はXXXだけど、本研究はYYYだからすごい(独自である)」のように、比較が基本です。そのために、国内...
#科研費のコツ18 創造性の背後には「他に影響を与える=良い研究」という前提あり
コツ18 創造性の背後には「他に影響を与える=良い研究」という前提あり創造性に遠すぎる将来展望を書いても響きません。比較的近い将来について、✓ 当該分野の研究に対するインパクト✓ 周辺関連分野へのインパクト✓ 社会に対するインパクトを分けて...
#科研費のコツ19 手段の目的化は避けよ
コツ19 手段の目的化は避けよ「XXX(研究手法)をする」という目的を書く人がいますが、これは目的を達成するための手段です。例えば「XXXによりYYYを明らかにすることで、ZZZを解明する」のように、「何のためにするのか」や「その結果、何が...
#科研費のコツ20 美しい書き言葉で
コツ20 美しい書き言葉で文章を書きなれていない人の文章には、倒置、体言止め、口語、やたらと凝った(大仰な)言い回し、で溢れています。今まで読んだ中で一番衝撃的だったのは「なんでかとゆうと、…」でした。#科研費のコツ pic.twitter...

コツ21~コツ30

#科研費のコツ21 それは漢字で書くべき?
コツ21 それは漢字で書くべき?(1/2) 漢字で書かないほうが良い言葉(敢えて、於ける) どちらでもいい言葉(下さい/ください) 漢字で書くべき言葉(多くの言葉) があります。 また、公用文作成要領には沿いませんが、...
#科研費のコツ22 シンプルに書こう
コツ23 伝えてからがスタートライン難しい言葉や概念を振り回しても、申請書に箔がつくわけではありません。わかる人から見ればむしろバカっぽく見えます。伝えてからが勝負です。うまく伝わらない → 書き方・表現の問題伝わったが納得してもらえない ...
#科研費のコツ23 伝えてからがスタートライン
コツ23 伝えてからがスタートライン難しい言葉や概念を振り回しても、申請書に箔がつくわけではありません。わかる人から見ればむしろバカっぽく見えます。伝えてからが勝負です。うまく伝わらない → 書き方・表現の問題伝わったが納得してもらえない ...
#科研費のコツ24 「ローリング・サンダー・トルネード・パーンチ」はわかんないし、ダサい
コツ24 完全確率!? 造語は避けよ (1/2)超上級者は別として、一般に新語・造語・流行語は極力避けてください。読み手に伝わらないだけでなく、全く別の意味で捉えられてしまうかもしれません。そこで独自性を発揮する必要はありません。#科研費の...
♯科研費のコツ25 砂時計を意識せよ
コツ25 砂時計を意識せよいきなり自分の研究の話から始めても、読み手は理解できません。また、この研究がどのように周囲に対して影響を与えるのかを示さないと意義が見えません。広い背景から話を絞って具体的な目的へと誘導し、また話を広げて結果を一般...
♯科研費のコツ26 わかった気にさせる
コツ26 ”わかった気”にさせる論文:興味のある人が読む申請書:興味のない人が読む分野外で興味のない審査員に、あなたの研究を100%理解させることは不可能です。最低限わかって欲しいところだけを、わかりやすく。多すぎると理解を妨げるので、情報...
#科研費のコツ27 この研究はどんな研究であるかを明確にする
コツ27 この研究はどんな研究であるかを明確にする 「本研究の位置づけ」とは国内外の他の研究と比較した時の本研究の立ち位置です。 ✓これまで別々であった潮流を統合する ✓新しい潮流を生み出す ✓既存の潮流をさらに押し進める ...
#科研費のコツ28 概要は10行程度(科研費のみ)
コツ28 概要は10行程度(科研費のみ)申請書の「概要」は忙しい審査員にざっと内容を伝えるためのものですので、長々と書かないでください。科研費の公募要領 別冊(応募書類の様式・記入要領)にも「概要については、10行程度で記述すること。」と明...
#科研費のコツ29 申請書はプレゼンとは違うのです
コツ29 申請書はプレゼンとは違うのですプレゼンと同じ感覚で、冒頭から「本研究の目的はXXである。」と書く方がいますが、個人的にはわかりにくいと思います。背景説明なしに目的を書いても、専門分野でない審査員が理解できるとは思えません。#科研費...
#科研費のコツ30 話は極力シンプルに
コツ30 話は極力シンプルに審査員はあなたの研究分野に詳しくありませんので、「登場人物」は極力少なくするべきです。遺伝子名、具体的な日時、細かい手順etc それらは申請書の内容を大体理解する上で本当に必須ですか?多すぎる情報は、本当に伝えた...

コツ31~コツ40

#科研費のコツ31 興味がなくても分野外でも、「理解できてしまう」図にする。
コツ31 興味がなくても分野外でも、「理解できてしまう」図にする。 申請書の図において、 ×情報が多い → 理解できないし、する気もない。 ×字が小さい → 老眼で読めないし、読む気もない。 チラ見レベルでもポイントが理解で...
#科研費のコツ32 なぜ申請者ならそれに取り組めるのか
コツ32 なぜ申請者ならそれに取り組めるのか(2/2) そのため、先進的な材料・技術を持たない人は、基本的にはアイデア勝負になります。アイデアの生み方や問題解決の方法を知っておくと便利です。 個人的には、『問題解決大全』と『イシ...
#科研費のコツ33 回り込む文章の読みやすさまで考えて
コツ33 回り込む文章の読みやすさまで考えて挿入する図の幅には気をつけて下さい。中途半端に大きいと、回り込む文章が短く折り返されてしまうために読みづらくなります。アイデア1 全体の幅の40%以下にするアイデア2 100%にして文章を回り込ま...
#科研費のコツ34 独りよがりの計画は避ける
コツ34 独りよがりの計画は避けるなぜ、あなたの研究計画は「全てが」成功する前提なんでしょう?ある計画がうまくいかないと以降の研究に支障がでる計画は髙リスクです。✓リスクを取りつつ、それとは独立した研究も行う✓プランBを示すなどにより計画に...
#科研費のコツ35 同じ内容なら短く書く
コツ35 同じ内容なら短く書く~を理解することが重要 → ~の理解が重要~を実施するものとする → ~を実施するのように「こと」「もの」を含む文は、多くの場合もっとすっきりとした形で表現できます。他にもいろいろなパターンがあるので、気をつけ...
#科研費のコツ36 微妙なニュアンスの違いに注意せよ
コツ36 微妙なニュアンスの違いに注意せよ語尾は重要です。結果に自信がある、と思わせるのはどっち?A:XXXであると考えられるB:XXXである「申請者が」明らかにしたことをアピールするのはどっち?A:XXXであることが明らかにされたB:XX...
#科研費のコツ37 デルブリュックの教えを思い出そう
コツ37 デルブリュックの教えを思い出そう(2/2)『デルブリュックの教え』 ひとつ、聞き手は完全に無知だと思え。 ひとつ、聞き手は高度の知性を持つと想定せよ。この場合は、聞き手→読み手です。説明されれば理解できるが、説明が無いと全くわから...
#科研費のコツ38 「位置づけ」に迷ったら
コツ38 「位置づけ」に迷ったらおめでとう!あなたの研究は受賞し、いまから司会者が、あなたの業績を紹介してくれます。「この研究から〇〇〇が明らかになり、△△△につながりました。それでは、受賞講演をお願いします!」これの△△△に該当するものが...
#科研費のコツ39 「だから何?」と言わせない
コツ39 「だから何?」と言わせない「研究遂行力」には多様な形態で業績を記載できます。しかし、研究業績の羅列や「XXXをしてきた」「YYYを受賞した」と書くだけでは不十分です。全てのエピソードは「だから、申請者は本研究を十分に遂行できる」に...
#科研費のコツ40 言葉の響きと勢いで書かない
コツ40 言葉の響きと勢いで書かない(2/2)同様に「関係性」という表現も気になります。ほとんどの場合、「関係」と書き換えても十分であり、「性」は蛇足です。「性・化・的」などは多くの言葉に付けることができますが、意味を曖昧にしてしまうので、...

コツ41~コツ50

#科研費のコツ41 虎の威を借りるな
コツ41 虎の威を借りるな独創性に研究分野の重要性を書く方は多いです。「〇〇〇の治療法開発は重要なので、本研究は独自である」それだと、その対象を扱う研究は全て独自であることになり変です。聞かれているのは「あなたの研究」のどこが他より優れてい...
#科研費のコツ42 当該研究分野に対する創造性
コツ42 当該研究分野に対する創造性創造性として書く内容のひとつに「本研究が当該研究分野に与えるインパクト」が挙げられますが、より具体的には・現在も議論となっている問題にどう答えを与えるか・この分野の将来の研究をどう方向づけるかについてです...
#科研費のコツ43 断定を避けると主張が響かない
コツ43 断定を避けると主張が響かないその研究を一番知っている申請者が曖昧な表現だと、研究に対する自信のなさと受け取られかねません。根拠のない強気表現も問題ですが、多くの場合は言いきった方が○ 良い結果になります。× 良い結果になる可能性が...
#科研費のコツ44 意識して批判的に見る
コツ44 意識して批判的に見る研究は予想通りになる方が楽しいので、誰もが自分のアイデアや結果を都合の良いように評価・解釈しがちです。しかし、それは科学的な態度ではありません。常に自分の中に批判者を置き、そうではない可能性を意識し、研究しまし...
#科研費のコツ45 仮説ドリブンでいこう
コツ45 仮説ドリブンでいこう(2/2)こうなる理由は仮説(問い)が無いからです。研究には・仮説を作るための研究・仮説を検証するための研究がありますが、書きやすいのは後者です。前者の内容で書くならば、「仮説を作るための研究」が必要である、と...
#科研費のコツ46 仮説ドリブンは独りよがり、 データドリブンは手段の目的化になりがち
コツ46 仮説ドリブンは独りよがり、 データドリブンは手段の目的化になりがち仮説ドリブン:データが無いのに仮説を立てることは無意味ですし、データドリブン:仮説が無いのにデータを解析することも無意味です。それぞれの特性によって気を付けるポイン...
#科研費のコツ47 審査員に行間を推察する義理はない
コツ47 審査員に行間を推察する義理はない「申請者は○○○が○○○であることを示してきた。本研究では○○○を行う。」この文では「なぜその考えに至ったのか」が説明されていません。「書かずとも少し考えればわかるだろう」という考えは捨て、丁寧に論...
#科研費のコツ48 科学的な文章であっても、まとまった「お話」です。
コツ48 科学的な文章であっても、まとまった「お話」です。桃太郎がおばあさんに提出した、きび団子の申請書(アイデアの根拠としてもっと良い物を思いつきますか?)#科研費のコツ pic.twitter.com/vmbytE1Jgz—...
#科研費のコツ49 研究のイメージがわく程度には具体的に
コツ49 研究のイメージがわく程度には具体的に「○○○における△△△の関係を明らかにする。」シンプルに書くことは大切ですが、内容を削りすぎると✓ 関係って何を指す?✓ 具体的に何をどうする?✓ どうなれば関係を明らかにしたと言える?のように...
#科研費のコツ50 何が求められているのかを理解する
コツ50 何が求められているのかを理解する具体的すぎるのも問題です。「本研究ではXXX(○○○社製)を用いてXXXを25℃で30分間反応させ、その後XXXを用いてXXXを検出し、XXXで定量する」31℃だろうが、△△△社製だろうが、研究計画...

コツ51~コツ60

#科研費のコツ51 自称を何にするか問題
コツ51 自称を何にするか問題申請者(ら):ほぼ全員これだが、よく考えるとかなり独特私・わたし(たち・達):個人的にはこれで良いと思うがマイナー。自己評価欄での使用頻度は高い。我々:チーム感強く、個人の寄与が見えづらく評価しづらい。→「申請...
#科研費のコツ52 接続詞の使いすぎに注意
コツ52 接続詞の使いすぎに注意接続詞は文章の転換点を意味するため、多用すると読みづらくなります。文のロジックがしっかりしていれば、接続詞を省いても意外とすんなり読めるものです。ロジカルに書こうとするあまり、接続詞を多用している人は注意です...
#科研費のコツ53 問題を分割する
コツ53 問題を分割するコツ6とも関連しますが、問題提起には様々なレベルがあります。宇宙の果てがわからない →本研究では宇宙の果て行くことを目的とする。とされても飛躍しすぎで、ついていけません。一つの申請書(研究計画)で解決できるのはもっと...
#科研費のコツ54 研究のアイデアには根拠が必要
コツ54 研究のアイデアには根拠が必要新しいアイデアは研究の独自性の重要な要素ですが、「XXXXすれば良いと考えた」と主張するためには根拠が必要です。根拠が無い主張は、「星に祈れば良いと考えた」と同レベルの主張であり説得力に欠けます。#科研...
#科研費のコツ55 KAKENを使い倒そう
コツ55 KAKENを使い倒そうKAKENは様々な使い方ができますが、オススメは研究成果報告書を読むことです。採択された申請書類の背景・目的を使いまわしている方が多いので、どう書けば悩んでいる人には参考になるかもしれません。科研費のコツ p...
#科研費のコツ56 関係を明らかにする?
コツ56 関係を明らかにする?研究目的や研究計画で「AAAとBBBの関係を明らかにする。」とだけ書く方がいます。しかし、この文章は非常にあいまいであり、何をどうするのかは全くわかりません。具体的に何をどうして、どうなれば、「関係を明らかに」...
#科研費のコツ57 着想の経緯
コツ57 着想の経緯「散歩をしていたら思いついた」と言う方がいますが、ピントがずれています。着想の経緯で書くべき内容は・なぜ「その問題を」「いま」「あなたが」取り組む必要があるのか・「なぜその方法なら」うまくいくと思うのかの根拠です。#科研...
#科研費のコツ58 ゴールを間近に感じさせる
コツ58 ゴールを間近に感じさせる研究の実現可能性をアピールする上で、予備データは非常に重要です。これまでの研究成果を削ってでも予備データに回す方が魅力的な場合すらあります(パターンB)。やったことを時系列で書くのではなく、どこに何を書くか...
#科研費のコツ59 2段構えの法則
コツ59 2段構えの法則背景、問題提起、アイデア、計画など申請書の各要素はたいてい2段構えで書くとうまくいきます。#科研費のコツ pic.twitter.com/Q48OmorBPX— 科研費.com (@kakenhi_com...
#科研費のコツ60 PI礼賛に終始しない
コツ60 PI礼賛に終始しない海外学振の「海外で研究する意義」で聞かれていることは「なぜそこが最も研究に相応しいのか?」です。材料・機器・手法がある、研究のマッチング、人的交流、多様な分野に触れられる、などが該当します。PIのすごさと申請書...

コツ61~コツ70

#科研費のコツ61 早く書け
コツ61 早く書けいきなり完璧に仕上げることはできません。文豪ですら推敲します。締切は先だからと後回しにせず、まずは最後まで書きあげて下さい。その後、誰かに見てもらうか、時間をおいて自分で読み直してみると、全然伝わらないことに気づきます。そ...
#科研費のコツ62 ちゃんとした研究計画を
コツ62 ちゃんとした研究計画を研究計画は申請書の本体であり、これが貧弱だと台無しです。分量:論文を読み、仕事をまとめる上で必要な研究量を把握する。厚み:核心となる主張・アイデアに根拠はありますか?リスク:うまく行かないことを前提にした現実...
#科研費のコツ63 強調はほどほどに
コツ63 強調はほどほどに申請書は印象的なものにしようと、太字や下線、網掛けを乱発すると読みづらくなります。強調が多すぎると大事なところが目立ちません。「過ぎたるは及ばざるが如し」です。また、複数種の強調を使う場合、使い分けの基準を明確にし...
#科研費のコツ64 申請書は物語
コツ64 申請書は物語申請書にはストーリーが必要です(コツ11)。日常から、問題が起こり、苦労しながら解決する。この構図は小説でも同じです。以下の海外サイトは申請書のテンプレートをわかりやすい形でまとめくれています。参考にどうぞ。科研費のコ...
#科研費のコツ65 図表はすっきりと豊かに
コツ65 図表はすっきりと豊かに申請書の図は基本的に白黒で評価されますが、かなり豊かな表現が可能です。コツは・角のカーブは小さめに・真っ黒ではなく濃い灰色・文字は完全に中央に(フォントやサイズによってはずれるので微調整)#科研費のコツ 科...
#科研費のコツ66 見出しの前には空行を
コツ66 見出しの前には空行を多用は厳禁ですが、大見出しや小見出し立てることで読みやすくなります。その際に、なるべく見出しの前に0.1-1行の空行を入れましょう(0.3, 0.5, 1行をよく使う)。これにより切れ目がはっきりするために、ぐ...
#科研費のコツ67 抽象的な表現を避け、具体的に書く
コツ67 抽象的な表現を避け、具体的に書く書き始める前に研究計画をよく練りましょう。適当に書きはじめると以下の例のように、結局のところ、何をどうするのかが全くわからないものになってしまいます。#科研費のコツ pic.twitter.com/...
#科研費のコツ68 創造性、予想されるインパクト、将来の見通し
コツ68 創造性、予想されるインパクト、将来の見通し聞かれているのは、この研究がうまくいった際に当該分野あるいは周辺分野、社会に対してどのような影響をあたえるか(そしてなぜそう言えるのか)、です。#科研費のコツ pic.twitter.co...
#科研費のコツ69 アイデアは「はさみうち」で
コツ69 アイデアは「はさみうち」で面白い研究の半分は着想の面白さです。もし、アイデアを出すのが得意ではないと感じているなら、極端なアイデアから始めてみましょう。ありふれた思考からスタートしても良いアデアは出ません。考えのスタート地点をずら...
#科研費のコツ70 小泉構文は意識して避けよ
コツ70 小泉構文は意識して避けよ(2/2)ある問題を提起したあとは具体的な解決方法を提示するまでがセットです(提示できなら問題提起しない)。なので「○○○が問題である。これに対して、○○○を○○○すれば○○○できると考えた。」と続けるのが...

コツ71~コツ80

#科研費のコツ71 どこまで明らかにしようとするのか
コツ71 どこまで明らかにしようとするのか申請書には何を・どうするだけでなく、注意書きにあるように、「どこまで明らかにしようとするのかを具体的に」書くことが求められています。審査員は、目的に対してゴール設定(どこまで)が適切化どうかを判断し...
#科研費のコツ72 小泉構文は意識して避けよ 2
コツ72 小泉構文は意識して避けよ 2着想の経緯でも小泉構文は危険です。「おぼろげながら浮かんできたんです、このアイデアが…」、「散歩してたら…」、「シャワーを浴びていたら…」思いついた経緯ではなく、それが良いアイデアであると考える根拠を書...
#科研費のコツ73 研究ゴールは具体的&根拠を明確に
コツ73 研究ゴールは具体的&根拠を明確に×「走行距離が伸びることを確認する」→どれくらい伸びれば良いの?△「走行距離が46%伸びるか確認する」→なぜ46%?(おぼろげながら…)○「走行距離が46%伸び、ハイブリッド自動車と同程度の走行距離...
#科研費のコツ74 カッコの使いすぎはカッコ悪い
コツ74 カッコの使いすぎはカッコ悪い括弧( )を多様する方がいます。略号や補足説明を示し、本来はわかりやすくするためのものですが、多すぎる括弧は文の流れを途切れさせ、かえって読みにくくなります。本当に必要な情報かどうかを精査し、減らせる括...
#科研費のコツ75 研究計画は内容ごとに
コツ75 研究計画は内容ごとにときどき初年度 計画1-1、計画2-1次年度 計画1-2、計画2-2 …のように年度ごとの研究計画を書く方がいますが、年度ごとには絶対に進みませんし、内容が分断されわかりにくくなります。#科研費のコツ&mdas...
#科研費のコツ76 混植をしない方が楽(かも)
コツ76 混植をしない方が楽(かも)和文の英数字は固定幅でデザインをされているため、英数字を含む場合は混ぜても違和感の無い欧文を選ぶ必要があります。…が、結構面倒ですので、見出しの数字とかちょっとした英単語程度であれば、和文フォントで統一し...
#科研費のコツ77 まずい申請書の4パターン
コツ77 まずい申請書の4パターン内容的にまずい申請書は大抵この4パターンのどれか、あるいは組み合わせです。・扱う問題に重要性がないパターン・着想に根拠がないパターン・着想・計画がくだらないパターン・研究計画があいまいなパターン#科研費のコ...
#科研費のコツ78 箇条書きの出番はかなり少ない
コツ78 箇条書きの出番はかなり少ない箇条書きは内容の要約には向いている反面、具体的な説明はほとんどできません。申請書において問われているのは、「何をどうするか」ではなく「なぜするのか、なにをもって成功とするのか」の具体的な根拠です。#科研...
#科研費のコツ79 強調の使いすぎに注意
コツ79 強調の使いすぎに注意強調とは、本文とは異なる太字等により、黙読の流れを強制的に断ち切って意識をそこに向けさせる行為です。なので強調が多すぎると・スムーズに読めず、イライラする・どれが重要か逆にわからないせいぜい1ページに数カ所に留...
#科研費のコツ80 申請者の担当する部分
コツ80 申請者の担当する部分④ 共同研究の場合には、…⑤ XXXにおいて研究に従事することも計画している場合は…「該当する場合に」書けですから、該当しない場合の記載は不要です。せいぜい数行ですが、ここを節約できれば、もっと他のことが書ける...

コツ81~コツ90

#科研費のコツ81 どこまで明らかにしようとするのか
コツ81 どこまで明らかにしようとするのか研究計画のうち「どこまで明らかにするのか」、つまり研究のゴールをどこに設定するのか、を書けている方は意外と少ないです。1)研究のゴールは近すぎ(遠すぎ)ないか2)研究によりゴールにたどり着けそうかを...
#科研費のコツ82 独自性ふたたび
コツ82 独自性ふたたび「XXXはこんなに重要だから、それを扱う本研究は独自である」とか「これまで明らかにされていないXXXを明らかにするから独自である」といった書き方になっていませんか?聞かれているのは、なぜ申請者なら他の研究者よりもうま...
コツ83 研究遂行力
コツ83 研究遂行力この欄はかつては業績リストでしたが、より包括的に遂行力を評価するために現在の形になりました。「XXXした。」「XXXだった。」と事実を羅列するだけでは不十分で、それらが本研究を遂行するうえでどう役立つかを書かないと、研究...
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