申請書は主に3つの要素で構成されています。
- 内容:何を書くべきか
- 構成:それらの内容をどこで、どの順で審査員に伝えるか
- 表現:よりわかりやすく、理解しやすいための文章や図をどう作るか
申請書を書かないといけないとわかっているのに、「急に気持ちが重くなり手が止まる人」、「書くことに苦手意識があり、何をどうかけばよいのかわからない人」は、これらを同時に行おうとした結果、挫折してしまっているように思います。
とくに申請書を書きなれていない人は、目先の文章表現から学ぼうとしますが、文章表現は他の要素よりも多少の訓練が必要ですので、もっとも学習に時間がかかるところであり、結果として実感するまでに時間がかかってしまいます。最短で結果を出しながら、申請書の作成術を向上させるには、上記3つの要素をどの順番で学ぶかが重要になります。
科研費.comでは効率の良い順で学べるようにコンテンツを配置しており、少しの努力で大きな成果を出せるよう工夫しています。結果が出れば、継続して学ぶモチベーションも上がります。どうしても時間が限られている人には添削サービスも行っていますが、まずはご自分で学習してみてください。
書籍で学ぶことも効率の良い方法です。手元においておけばいつでも見ることができる点では書籍はネットよりも優れています。本サイトもオリジナルの内容で書籍化されています(『できる研究者の科研費・学振申請書 採択される技術とコツ』)。本サイトには掲載していない情報もたくさん載っていますので(半分程度はオリジナル)、ぜひお手に取って確認してみてください。他にも、さまざまな学振・科研費のハウツー本が出版されていますので比較してみても良いかもしれません。